グリーンボンド
1.グリーンボンドについて
JR九州グループは、マテリアリティを「JR九州グループが常に考えるべきこと」と定義し、「社会にとっての重要性」と「JR九州グループにとっての重要性」の観点で議論しています。当社グループでは、「環境問題への対応(気候変動・資源保護)」をマテリアリティの一つとしており、様々な取り組みを行っています。例えば、当社の基幹事業である鉄道は、エネルギー消費効率が良く、環境への負荷が少ない乗り物です。この特性を更に高めるために省エネ型車両の導入などによる効率的なエネルギーの利用に努め、地球温暖化の原因となるCO₂排出量の削減を図っています。当社はグリーンボンド発行を通じ、お客さま、地域のみなさま、株主・投資家、社員をはじめとするステークホルダーに対し、当社グループの「あるべき姿」の実現に向けたESG 経営への取組みを発信します。

2.発行概要
社債の名称 | 九州旅客鉄道株式会社第8回無担保社債(社債間限定同順位特約付) (グリーンボンド) |
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年限 | 10年 |
発行総額 | 200億円 |
募集期間 | 2021年4月9日 |
払込期日 | 2021年4月15日 |
利率 | 年 0.265% |
資金使途 | 新型省エネ車両、九州新幹線防災対策工事及び社員研修センター改築に充当 |
社債格付 | AA- (株式会社格付投資情報センター) |
3.投資表明投資家一覧
本グリーンボンドへの投資表明をしていただいた投資家をご紹介いたします。
(2021年4月9日時点、五十音順)
・アセットマネジメントOne株式会社
・飯塚信用金庫
・鹿児島県信用農業協同組合連合会
・鹿児島信用金庫
・株式会社十六銀行
・住友生命保険相互会社
・諏訪信用金庫
・大同火災海上保険株式会社
・大東京信用組合
・東奥信用金庫
・東京海上アセットマネジメント株式会社
・東京海上日動火災保険株式会社
・東京シティ信用金庫
・東濃信用金庫
・学校法人中村産業学園
・ニッセイアセットマネジメント株式会社
・日本私立学校振興・共済事業団
・飯能信用金庫
・平塚信用金庫
・株式会社福岡中央銀行
・宮崎第一信用金庫
・株式会社南日本銀行
・労働金庫連合会
4.フレームワーク
当社は、国際資本市場協会(ICMA)が定める「グリーンボンド原則2018」および環境省が定める「グリーンボンドガイドライン2020年版」に基づき、グリーンボンドフレームワークを策定しております。
(補足)九州旅客鉄道株式会社グリーンボンドフレームワーク内の記載について、以下の通り一部改訂しております。
2.2事業の評価と選定のプロセス
・(改訂前)「執行役員財務部長」→(改訂後)「財務部長」
・(改訂前)「エコロジー委員会」→(改訂後)「ESG戦略委員会」
5.外部評価
セカンドパーティ・オピニオン
「グリーンボンド原則2018」および「グリーンボンドガイドライン2020年版」への適合性および透明性の確保のため、第三者評価として、サステイナリティクスよりセカンドパーティ・オピニオンを取得しています。
Sustainalytics社によるセカンドパーティ・オピニオン
グリーンボンドアセスメント
グリーンボンドで調達された資金が環境問題の解決に資する事業に投資される程度に対する株式会社格付投資情報センター(R&I)から の意見(R&Iグリーンボンドアセスメント)について、最上位評価である「GA1」の評価を取得しております。
6.レポーティング
年1回、資金充当状況および環境改善効果に係るレポーティングを当社ウェブサイトにて開示いたします。