ESG経営の推進
当社グループの「あるべき姿」には、私たちが、九州の元気をつくっていく、さらに、九州から日本、そしてアジアを舞台に元気をつくっていくという思いが込められています。当社グループは、「あるべき姿」のもと、長期的かつ持続的な価値を追求することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。当社グループには、「おこない」ということばがあります。「誠実」、「成長と進化」、「地域を元気に」の3つの「おこない」は、あるべき姿の実現のため、従業員が守るべき指針であり、従業員一人ひとりが大切にしてきたものです。当社グループは、昔から変わらない「おこない」を通して、マテリアリティの解決に向けて取り組みを行っていきます。
ESG経営の推進体制
2019年に、ESGの各分野における取り組みを強化・推進するために、専門部署である「ESG推進室」を立ち上げるとともに、社長を委員長とする「ESG戦略委員会」を設立しました。「ESG戦略委員会」は、ESG経営を全社的な課題と位置づけ、環境・社会・ガバナンスの各分野における取り組みを強化・推進するための審議機関です。委員会で審議した事項は、必要に応じて取締役会へ報告しています。
マテリアリティの特定・リスクと機会
「JR九州グループ中期経営計画2019-2021」では、重点的に取り組むべきESGのテーマを「重点テーマ」として設定しました。2020年3月期に、ESGの「重点テーマ」についてESG戦略委員会でディスカッションを行い、マテリアリティを「JR九州グループが常に考えるべきこと」と定義しました。
さらに、「JR九州グループ中期経営計画2022-2024」の策定において、2030年長期ビジョンの実現方針を具体化したことを踏まえ、マテリアリティを再設定するとともに非財務KPIの設定も行いました。マテリアリティの設定を踏まえ、各マテリアリティのリスク及び機会を特定しました。これらマテリアリティのリスクと機会を的確に捉え、経営に反映させていくことが重要であると考えています。
中期経営計画策定とマテリアリティの見直しプロセス
長期視点に基づいた新しい中期経営計画の策定にあたり、2030年に当社グループの中核となる若手管理職社員を中心に、 ワークショップチームを結成し、執行側にて議論・検討を重ねました。
また、検討の初期段階から取締役会での議論を行い、複数回の協議を経て、2022年3月の取締役会にて最終承認を得ています。
「JR九州グループ中期経営計画2022-2024」につきましては、こちらをご参照ください。