ESGファイナンス

1.ESGファイナンスの考え方

 当社では、事業を通じて気候変動等の社会的課題の解決を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層加速させていくことを目的として、ESGファイナンスに取り組んでいます。
 2021年4月には、サステイナリティクス及び格付投資情報センターより第三者評価を取得したグリーンボンド・フレームワークに基づき、グリーンボンド200億円を発行しました。また、2021年12月には資金の充当状況や環境改善効果に係るレポーティングを公表しているほか、投資家との対話を通じて、資金使途の透明性確保に努めています(年1回公表)。
 今後も継続的なグリーンボンドの発行に加え、サステナビリティ・リンク・ローン等のESGファイナンスを深度化させることにより、お客さま、地域の皆様、株主・投資家・従業員をはじめとするステークホルダーに対し、当社グループの「あるべき姿」の実現に向けたESG経営への取り組みを発信します。

2.ESGファイナンスの種類

3.ESGファイナンスの状況

 当社のESGファイナンスは、2021年4月に発行したグリーンボンドに始まり、
2022年7月のサステナビリティリンクローン、環境格付融資、及び2022年11月のグリーンボンドにより、2023年3月末時点における長期性有利子負債(JR九州単体)の約21%がESGファイナンスに該当します。

ESGファイナンスの割合
ESGファイナンスの割合


 ESG金融やグリーンプロジェクトに関して積極的に取り組み、環境・社会に優れたインパクトを与えた投資家・金融機関等、また環境関連の重要な機会とリスクを企業価値向上に向け経営戦略に取り込み、企業価値と環境へインパクトを生み出している企業の取組を評価・表彰し社会で共有することを目的として、環境省によりESGファイナンス・アワードが創設されました。(環境省HPより)
 当社は、2023年2月に公表された第4回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の資金調達者部門において、銅賞を受賞しました。

ESGファイナンスアワード