地域を元気に
基本的な考え方
私たちは、九州の元気をつくる企業グループであるという強い使命感を持って事業に取り組んでいます。事業環境が大きく変化する中にあっても、その思いが変わることはありません。会社発足以来、強靭な鉄道づくりの実現に向けて着実に取り組むとともに、グループの総合力を活かして様々な事業を通じたまちづくりを積極的に推進し、地域のにぎわいをつくり、雇用を生み出してきました。「住みたい・働きたい・訪れたい」九州をつくるまちづくりは、九州という地域に根差し、地域とともに成長してきた当社グループだからこそできるまちづくりです。「地域の元気」=「JR九州グループの元気」であり、地域の持続的な発展が、当社グループの持続的な成長につながると考えます。
地域を元気に
JR九州ウォーキング
九州各地で駅を拠点に地域の見どころを散策する「JR九州ウォーキング」。1999年5月にスタートし、2020年3月期に20周年を迎えました。その地域の自然、名所、食、お祭りなどをテーマに、自治体や地域の皆さまの協力をいただきながら、散策コースをつくっています。駅を中心としたコース設定となっており、鉄道利用の促進、JR九州グループのファンづくりにもつながっています。地域との継続した良好なコミュニケーションがあるからこそ、生まれる商品です。私たちは、JR九州グループのあるべき姿である「安全とサービスを基盤として九州、日本、そしてアジアの元気をつくる企業グループ」の実現に向けてステークホルダーとの長期的・安定的な信頼関係を構築する必要があると考えます。JR九州グループ倫理行動憲章においても、地域社会への貢献「私たちは、地域の活性化に貢献し、地域とともに発展することを目指します」を掲げています。
地域に貢献している社員に対する定期表彰の取り組み
JR九州では、奉仕活動や青少年育成に関する活動、地域清掃などを通じて地域に貢献している社員を定期的に社内表彰しています。このように社員の地域での活動が「地域を元気に」する活動につながっています。博多まちづくり推進協議会
博多まちづくり推進協議会は、「九州」「アジア」の玄関口である博多駅地区を舞台に、住む人、働く人、訪れる人が主役となったまちづくりを進め、皆に愛され誇れるまち、新たな時代の魅力的な風格のあるまちの創造を理念としています。2021年度は、「アクションプラン(2020-2022)」の2年目であり、「博多まちづくりガイドライン」に描く博多の新しい将来像実現に向け、活動してきました。昨年度から感染が拡大している新型コロナウイルスについては対策を徹底するとともに、屋外イベント、オンラインイベント等に安全に留意して取り組み、2年振りに冬期イルミネーション事業「冬のファンタジー・はかた」の開催や、明治公園等の公共空間の活用等、新型コロナウイルスの影響を受けた博多のまちに活気とにぎわいを取り戻すべく、「歩いて楽しいまち」「美しく安心なまち」の実現に向けて活動を行いました。まちづくりの基本である「クリーンデイ」については、新型コロナウイルス感染症の感染状況によって開催を判断し、感染症対策として、従来行っていた朝礼の廃止、ビニール手袋の配布、トングの事前消毒等を行って実施しました。
クリーンデイ年間参加者数 2,021人 (実施月:4月、7月、10月、11月、12月、1月、3月)