
商店街
「仲町」
大分県佐伯市の中心商店街。佐伯市で唯一アーケードがあり、
多くの商店が軒を連ねている通り。
近年人通りがまばらになったことを受け、
仲町を市民協働の拠点とすることにより商店街の賑わいにつなげる取り組みを行っている。
「着いた翌日、姉と兄が短期間通っていた小学校付近を見に行き、そこから古いアーケード付き商店街「仲町」のほうにぶらぶら歩いていった。アーケード街の手前にいかにも店相のいい気取らない食堂があったので早めの昼食のために入ると、ここの名物がごまだしらしい。迷わず注文すると、エソと胡麻の味わいがふくよかに口にひろがり、思わず「うまい!」と声に出してしまった。 」
管啓次郎『嵐のあとの渓谷へ』(2018)