JR九州 環境報告2018

地球温暖化防止に向けて

六本松複合施設の取り組み

 2017年9月に開業した六本松地区における開発は「人と人がつながり響きあう“まち”」を開発コンセプトに、住む人、働く人、学ぶ人、訪れる人がつながり、交流する“まち”を目指しています。福岡市科学館や商業施設からなる「六本松421」や住宅型有料老人ホーム「SJR六本松」で構成された新しい“まち”には、都心部における環境負荷低減へ配慮した設備・システムを導入し、持続可能な社会への貢献を果たしていきます。

六本松複合施設
六本松複合施設(イメージ)

屋上等の緑化

 「六本松421」では屋上等の一部緑化を通じて、屋上の断熱効果や日射遮蔽による屋内の温熱環境の向上から生じる施設内の省エネルギー効果に加え、緑化がもたらすCO2排出抑制効果による周辺環境向上への取り組みを行っています。

屋上緑化
屋上緑化

省エネ設備の導入

 施設内のほぼ全ての照明にLED型器具を採用し、共用部の冷暖房装置には高効率タイプの空調機を導入するなど、施設全般の省エネルギー化、CO2排出削減効果による環境負荷低減に取り組んでいます。
 また、「SJR六本松」には、ガスエンジンマイクロコジェネレーションを設置し、都市ガスを燃料とした小型ガスエンジン発電機により発電するとともに、発生する排熱を給湯の昇温に有効利用することで、省エネルギー性の高いシステムを構築しています。

ガスエンジンマイクロコジェネレーション
ガスエンジンマイクロコジェネレーション

水資源の節約

 「六本松421」では節水型トイレを採用し、便器の洗浄水に福岡市の下水処理循環利用である再生水を使用するなど、貴重な水資源の節約に取り組んでいます。