かぶしきがいしゃ ふぉれっく きっさたけのくま
株式会社 Foreque(喫茶竹の熊)
〈 熊本・南小国 〉
南小国の良質な国産材である小国杉を使った家具やオイルなどのインテリア・ライフスタイルブランド「FIL」や「喫茶竹の熊」を運営。地域資源を活用し、南小国の魅力を伝えるプロダクトを展開し、「自然と人・人と人」の繋がりを深めるため尽力されている。
小国杉を高付加価値化へ導き、地元のこどもたちへの教育、廃棄物ゼロの循環性など広範囲にわたって活動している点。さらに喫茶竹の熊の場づくりも素晴らしく、南小国町の地域を体感できる空間は日本全国を見渡しても見つけることができない唯一無二性を感じる点。
とうげいか うさみ ひろゆき
陶芸家 宇佐美 裕之 氏
りょうりか うさみ ゆか
料理家 宇佐美 友香 氏
〈 大分・臼杵 〉
宇佐美裕之氏は約200年前に臼杵藩で作られた幻の焼物を2015年に現代版臼杵焼として蘇らせた、気鋭の陶芸家。そして器は料理の額縁、と考えるのは、妻の友香氏。野菜ソムリエやフードコーディネーターなどの資格を持つ友香氏が作るのは、臼杵の「ほんまもん農作物」をふんだんに使った、野菜が主役の手作り料理。「うすき皿山」には「臼杵焼」のギャラリー、カフェ、焼き菓子を楽しめるスペースがあり、工房では見学や体験も可能。
つついときまさがんぐはなびせいぞうしょ
筒井時正玩具花火製造所株式会社
〈 福岡・みやま 〉
3代目筒井良太氏が、1999年に廃業予定だった国内唯一の線香花火製造所(八女市)から、その線香花火の製造技術を引き継ぎ、当時中国製の70本100円程だった線香花火を、線香花火の火花の変化を人生に例えることで贈答品としてリデザインすることに成功し、約10,000円の桐箱入りの線香花火が売れるようになった。伝統工芸品である線香花火を時代のニーズに合う形で継承しながら、その世界観を幅広い分野に活かし地域の人を巻き込むことで、持続的な地域づくりに貢献されている。
ひのさと48
ひのさと48
〈 福岡・宗像 〉
日の里団地は、今から約50年前に完成し、最盛期には約20,000人が暮らしを共にした九州最大級の集合住宅。2020年、老朽化が進み一部閉鎖棟を解体し、次の50年を暮らす場をつくる団地再生プロジェクト「さとづくり48」が始動。古くなったものをただ壊して、新しくつくり変えるのではなく、日の里団地や宗像という地域で大切にされてきた「気持ちのバトン」を次の世代へと受け渡すことをテーマにさまざまな活動をおこなっている。
めぐりめぐらす
めぐりめぐらす
〈 長崎・五島 〉
五島列島の福江島にあり、海辺の5世帯6人だけが暮らす小さな集落「半泊」に佇む宿泊施設。建築家・中村好文氏が設計した心地よい空間で一人一人のその時々のモードに合った「非日常」「考える時間」を提供している。人口減少が急速に進む離島において消えゆく集落を、時代に即した新しい形として再生する試みとして注目。五島出身で、大学生ながらめぐりめぐらすの開業・運営にも携わった宮﨑幸汰氏は、今後も五島のみならず九州内の観光振興に携わりたいと大きな志を示している。
いっぱんしゃだんほうじん りばーばんく さかぐち しゅういちろう
一般社団法人 RIVERBANK 坂口 修一郎 氏
〈 鹿児島・南九州 〉
リバーバンクは2018年7月に、鹿児島県南九州市川辺に有志によって設立された、地域課題に取り組む一般社団法人。森の中の廃校で行われるグッドネイバーズ・ジャンボリー(GNJ)は、「みんなでつくる文化祭」。2010年から15回目の開催となる2024年に最後の開催を迎える。GNJ実行委員会代表の坂口氏は鹿児島県生まれで、東京と鹿児島を拠点に、日本各地でオープンスペースの空間プロデュースやイベント、フェスティバルなど、ジャンルや地域を越境しながら多くのプレイスメイキングを行っている。
HIKE
〈 熊本・玉名 〉
高取焼鬼丸雪山窯元 鬼丸 碧山 氏
〈 福岡・東峰村 〉
糀屋本店 浅利 妙峰 氏
〈 大分・佐伯 〉
でぃーぷまりん 安部 達也 氏・あづみ 氏
〈 大分・佐伯 〉
cocoNotsu
〈 鹿児島・日置 〉
九州移住ドラフト会議
〈 九州全域 〉
大崎町SDGs推進協議会
〈 鹿児島・曽於郡 〉
審査員紹介

審査委員長
古宮 洋二
(ふるみや ようじ)
九州旅客鉄道株式会社
代表取締役社長執行役員

審査委員
せきね きょうこ
ホテルジャーナリスト

審査委員
髙橋 俊宏
(たかはし としひろ)
Discover Japan編集長

審査委員
立川 裕大
(たちかわ ゆうだい)
伝統技術ディレクター

審査委員
永山 祐子
(ながやま ゆうこ)
建築家

審査委員
福田 里香
(ふくだ りか)
菓子研究家

審査委員
宮﨑 香蓮
(みやざき かれん)
俳優
せきね きょうこ
ホテルジャーナリスト
フランス留学後、スイスの山岳リゾート地で観光案内所に勤務。
在職中、3年間の4ツ星ホテル住まいを経験。以来ホテルの表裏一帯の面白さに魅了され、フリー仏語通訳を経てジャーナリズムの世界へ。「環境問題、癒し、ホテルマン」をテーマに取材、雑誌を中心に新聞、ウエブサイトなどにも幅広く投稿。
著書多数、近著に『星野リゾート、10の物語』。FORBES、FIGARO JAPON、GOETHEなどのWEB 連載多数。2010年より世界的チェーンホテル「AMAN」アドバイザー他、有名ホテルのアドバイザーも兼任。
髙橋 俊宏(たかはし としひろ)
Discover Japan編集長
岡山県生まれ。建築やインテリア、デザイン系のムックや書籍など幅広いジャンルの出版を手掛けたのち、2008年に“日本の魅力を再発見”をテーマにした雑誌、Discover Japanを創刊。編集長を務める。
2018年11月に株式会社ディスカバー・ジャパンを設立。雑誌メディアを軸に、イベントや場づくりのプロデュース、デジタル事業や海外展開など積極的に取り組んでいる。
現在、環境省グッドライフアワード実行委員、2021年度長崎市観光マスターブランド検討委員会座長をはじめ、審査員やアドバイザーの実績多数。
立川 裕大(たちかわ ゆうだい)
伝統技術ディレクター
1965年、長崎県生まれ。伝統技術の職人とデザイナーの間を取り持ち、空間に応じたアートオブジェなどを別注で製作するブランドUbushinaを主宰し伝統技術の領域を拡張している。
東京スカイツリー、八芳園、パレスホテル東京、CLASKAなど実績多数。長年に渡って高岡の鋳物メーカー能作のブランディングなども手がける。
2016年、伝統工芸の世界で革新的な試みをする個人団体に贈られる三井ゴールデン匠賞を受賞。
永山 祐子(ながやま ゆうこ)
建築家
1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。1998年青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立。主な仕事、「LOUIS VUITTON 京都大丸店」「豊島横尾館」「女神の森セントラルガーデン」「ドバイ国際博覧会日本館」など。JIA新人賞(2014)、山梨県建築文化賞、東京建築賞優秀賞(2018)、照明学会照明デザイン賞最優秀賞(2021)、World Architecture Festival Highly Commended(2022)など。現在、東急歌舞伎町タワー(2023)、2025年大阪・関西万博パナソニックパビリオン(2025)、Torch Towerなどの計画が進行中。
福田 里香(ふくだ りか)
菓子研究家
福岡県生まれ。菓子研究家。食にまつわるモノ・コトのディレクションを手掛ける。菓子ブランド「Cheesy poche」(ZAXFOX)、「サブレ・ウィークエンド・シトロン」(福岡・bbb haus)、「mikaned」(鹿児島・GNFF)等。
2009年よりDiscover Japan誌で「民芸お菓子巡礼」を連載中。著書は『季節の果物でジャムを炊く』、『いちじく好きのためのレシピ』、『民芸お菓子』、『新しいサラダ』等。
宮﨑 香蓮(みやざき かれん)
俳優
1993年長崎県島原市生まれ。島原市ふるさとPR大使。
2006年第11回全日本国民的美少女コンテスト演技部門賞受賞後、デビュー。その後数々のドラマや映画、舞台に出演中。近年では長崎県地域発ドラマ「かんざらしに恋して」(NHK)では松尾綾子役として出演すると同時にことば指導も担当した。
2021年、東京2020オリンピック聖火リレーにて島原市内聖火ランナーとして走行するなど、長崎の魅力を県内外に発信している。
2022年3月3日より舞台「マミィ!」に出演。