TALK.2
JR九州を選んだ理由
桑田
皆さん、会社を選ぶ時に学んだことを活かしたいという想いが一番でした?
松本
私は情報系の大学でソフトウェア開発を研究しましたが、システムエンジニアやプログラマーといった、ソフトウェアをつくる側ではなく、「ITで課題解決をしたい」という想いの方が強くありました。何より地元九州で働きたいという強い想いが一番にあったので、そことマッチしたかたちですね。
桑田
私も大学生活6年間を東京で過ごしながらまちづくりを学び、どこでまちづくりをやってみたいかと考えた時に、結局は地元大分のある九州だったんです。地方都市の研究を行う中で、地元の方たちとの距離の近さや、対話を重ねることで多くの方がまちづくりに参画していく様子を見て、このようなプロセスを踏めるのは地元に密着した企業じゃないとできないと感じたことも大きかったです。
東村
私も出身が長崎で、私にとって特別な場所である九州で働くことで、地元の発展に貢献したいという想いがありました。とはいえ、就職活動の最初の頃は、JR九州はまったく候補になかったんですけど。
松本
どうしてJR九州に興味を持ったんですか?
東村
大学の単独企業説明会にいらっしゃった先輩社員と一対一でいろいろ話していく中で、その先輩とすっかり意気投合して、JR九州に入社したら面白そうだなと感じたのがキッカケです。
松原
私も「この人と一緒に働きたい」と思える方々が多かったのがJR九州でした。
東村
もちろん、大学時代の学びと直結しているシステムエンジニアや電気メーカーといった説明会にも参加したんです。ただ、何十年も同じ仕事をすることが、自分には絶対向いていないだろうと感じていて。JR九州であればさまざまな事業があるため、短いスパンで異動して常に自分がフレッシュな状態を保てるだろうなという期待がありました。
松原
同じです! 私も一つのことをずっとやり続けるよりも、チームでいろんなことやりたいという想いが強くて。研究職はやめようと思いつつ、かといって他にやりたいことも具体的になかったので、片っ端からいろんな企業のOB訪問に参加しました。
松本
二人とも学生時代は専門分野の研究を続けていて、ですが冷静に自分の適性を判断して、学んだことにこだわらなかったんですね。特に松原さんは鉄道ではなく航空機の研究をしていたわけですけど、鉄道のどこに惹かれたんですか?
松原
たまたま鉄道会社に内定していた先輩がいて、話を聞くと面白かったんですよ。鉄道は旅客機のように点と点で距離を近づけるだけじゃなくて、駅や沿線を中心にまちづくりを行ったり、単純な輸送手段ではないという話にとても興味を持ちました。
桑田
鉄道イコール電車というイメージを持ちがちですよね。私も最初の頃は鉄道会社を視野に入れていなくて、建築業界の設計事務所やゼネコン、デベロッパーなどさまざまな企業のインターンシップに参加する中で、結局、鉄道会社が最も自分がやりたいまちづくりをやっているという結論に至りました。
松原
まちをつくり、人々の生活そのものを変革する可能性を秘めている魅力が、鉄道というインフラにはある気がします。
松本
JR九州は鉄道だけでなく、グループとして飲食事業や商業事業など多様な分野での仕事がありますしね。さまざまな仕事に携わり、多角的なスキルを身につけながら九州というフィールドに貢献できることが魅力ですし、どんな自分になっていけるのか、常に未来の自分にワクワクできるのも醍醐味だと思います。