仕事のやりがいや成長を語ります
[社員インタビュー]

車両・運輸

上野 悠大YUDAI UENO

運輸部 車両課 主査
2009年入社

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私とJR九州の出会い

学生時代は環境学、気象学を専攻していたことから、就職先も当初は気象庁など気象に関する機関や企業を視野にいれていました。ただ「社会活動を下支えしたい」という共通の視点で視野を広げたときに、鉄道といった交通インフラ業界にも興味があることに気付きました。これは、大学の社会環境学の講義の中で、公共交通の一つである鉄道が今後の社会変化にどう対応し、普及させていくべきかというテーマに触れたことも影響していたと思います。

私は福岡の北九州市出身ですが、最初は地元の企業に強くこだわっていたわけではありませんでした。きっかけは交通インフラ業界に興味を持ち始めたころ、JR九州の先輩社員にお会いする機会をいただいたことです。約束の1時間前に集合場所に着いてしまったのですが、すでに先輩社員がいらっしゃり「ずいぶん早いね!」と明るく迎えてくれ、素人の学生の質問にも一つひとつ丁寧に答えていただきました。先輩社員の温かい人柄に触れると同時に、毎日当たり前に運行している鉄道も気象の影響を受けることを知りました。当時学んでいた気象についても興味を持ちながら、鉄道を通じて「社会活動を下支えする」ということにやりがいを感じるようになり、最後は地元へ貢献できるという点が後押しになってJR九州への入社を決めました。

私のキャリアストーリー

CAREER.1-4
運輸部 運用課
大分車両センター
博多車掌区
運行管理部 輸送指令

運輸という職種の中で、さまざまな部署や仕事を経験しました。

CAREER.5
大分車掌センター 助役

車掌の勤務作成、勤怠管理に始まり、輸送異常時には指令と打合せながら車掌の乗務列車を変更する手配を取っていくのが助役の主な業務です。加えて、3年目にはダイヤ改正業務を担当しました。ダイヤ改正に合わせて車掌の乗務列車を設定し、細かなルールに沿って基本の勤務を組みたてていくものです。70名規模の職場でしたが、一人ひとりとしっかりコミュニケーションを図りながら業務を行う大切さを学びました。また、平成28年の熊本地震が発生した際には、目まぐるしく変わる列車の運転状況にあわせて手配をとっていくなど、職場一丸となって対応したことを覚えています。

CAREER.6
人事部 勤労課

JR九州では会社の施策を推進する際に、労働組合とも協議を重ねています。人事部勤労課ではその協議を取りまとめる業務を担当しました。会社全体の動きを把握する必要があり、各部署の方々と打合せを行いながら協議を進めていく貴重な経験を積むことができました。また、鉄道事業に関する施策を進めるうえでは、これまでの乗務員や指令、助役といった自分自身の経験も活かすことができました。

CAREER.7
運輸部 企画課

中長期的な乗務員の養成計画の作成や需給状況の管理、人材育成を目的とした職種を跨る人事交流などの業務を担当しました。乗務員の養成計画の作成や人事交流の実施においては、人事部で仕事をしていた際に繋がりがあった方と調整などを行うことが多くあり、経験を活かすことができました。また、この時期に新型コロナウイルス感染症の拡大があり、感染拡大防止に向けた対応方針の作成や情報共有の窓口など、迅速な対応が求められる業務を経験することができました。

NOW
運輸部 車両課

私のいま

現在、私は運輸部車両課の「次世代車両保全プロジェクト」で業務を行っています。JR九州で唯一の車両工場としての機能を持つ「小倉総合車両センター」は開設から130年以上が経過し、設備の老朽化が課題となっています。この小倉総合車両センターの今後のあるべき姿を検討することが主な役割です。具体的には、車両検査のあり方を見直し、最新の機械設備や部品搬送ロボットなどが導入された、効率的で働きやすく、環境に配慮した工場とはどのようなものなのか日々考え検討を行っています。今後のJR九州の車両検査の方向性を決める貴重なミッションに携わることができ、やりがいを感じながら業務を行っています。

検討の範囲が広い分、私たちのチームだけで検討を進めることはできません。小倉総合車両センターやグループ会社、工務部の保線・土木や電気チーム、建築や機械チームとも課題解決に向けた議論を重ねながら、時には関係省局とも打合せを行っています。また、JR九州の魅力の一つでもある列車の豊富さも検討においては難しいポイントになります。車両センターのリニューアル後も電車や気動車、ディーゼル機関車からD&S列車(観光列車)などの特殊車両まで、多種多様な車両に対応する必要があります。多様性と効率性を併せもつ、今までにないJR九州独自の車両センターにするため、まずはあるべき方向性をしっかり定めることが直近の目標です。

私のみらい

私自身、あまり特定の業務へのこだわりが強い方ではありませんが、「社会を下支えしたい」という想いを持ちながらキャリアを歩んできました。JR九州には、鉄道事業以外にも、駅ビル開発や不動産、ホテル事業など幅広い事業フィールドがありますが、いずれも根幹には「地域を元気にする」という一貫した想いがあります。たとえ直接お客さまと関わることのない仕事であっても、巡り巡って地域に還元されていると感じられることは、仕事をする上で大きなモチベーションになっています。

移動する、旅をするというのは、私たちに楽しさや新しい発見をもたらしてくれる、欠かせないものだと私は思います。社会が変化していく中で、JR九州が提供するモビリティは鉄道に限らず、別の新しいものになっていくかもしれません。ですが、人が移動しその先で新しい出会いが生まれ、まちが活気づいていくことに携わり、支えていくことができる仕事にこれからも関わり続けていきたいと思っています。

  • 車両・運輸

    川内野 峰城MIKI KAWACHINO

    2008年入社

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  • 保線・土木

    三宅 碧音依AOI MIYAKE

    2021年入社