仕事のやりがいや成長を語ります
[社員インタビュー]

保線・土木

佐野 弘典KOUSUKE SANO

工務部 保線課 課長代理
2008年入社

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私とJR九州の出会い

父親が地元である九州のインフラ企業に勤めていたこともあり、就職活動では九州のインフラ関連企業の説明会に複数社参加しました。JR九州の説明会に参加した際、先輩社員の皆さんが魅力的だったことを今でも覚えています。「このような人たちと一緒に働きたい」という想いが強くあり、選考はJR九州のみ進みました。リクルーター社員の方が比較的年齢の近い方で将来のビジョンやキャリアプランを具体的に説明してくれたので、自分が働いている姿をイメージしやすかったことも決め手になりました。

私のキャリアストーリー

CAREER.1-3
熊本工務センター
南延岡工務センター
長崎鉄道事業部

線路を構成している各構造物やトンネル・橋りょうなどの土木構造物の維持管理業務の最前線である現場で経験を積みました。協力会社の作業員と一緒に鉄道インフラを支える使命感を実感できましたし、保線・土木業務の奥深さや魅力に惹きつけられました。

CAREER.4-6
施設部 保線課
鉄道総合技術研究所(出向)
施設部 保線課

保線技術にのめり込みました。鉄道総合技術研究所では、線路の維持管理に関わる最先端の技術研究に触れ、仕事への関わり方を見直す機会となりました。

CAREER.7
熊本鉄道事業部 助役

在任中に熊本地震を経験しました。さまざまなインフラが分断される中、早期に鉄道インフラを復旧しようと、自宅が被災し家族が避難所で暮らしている方も作業に従事してくれ、チーム一丸となって施工を終えることができました。復旧後に一番列車を見送った時、涙を流しそうになるほど嬉しかったことを覚えています。

CAREER.8-9
南福岡管理室 室長
経営企画部

南福岡管理室では入社後最初のキャリア以来となる現場に戻りました。その後経営企画部に異動し、企業運営の観点からさまざまな業務に触れ、保線業務を経営観点から効率化したいと考える機会になりました。

NOW
工務部 保線課

私のいま

列車の安全で快適な走行を支えるため、約2,400kmの線路メンテナンスを担っています。日々多くの列車が行き交う線路は、振動などによりミリ単位の歪みが生じます。また、気象条件によっても差異が生じることから、現場や協力会社と一緒に日々線路の維持管理に取り組みます。私たちの主な役割のひとつに、列車を安全に運行するために必要な線路メンテナンスに関するルールや仕組みを作っていくことがあげられます。すでにあるルールに盲目的に則るのではなく、今の時代に工法や働き方がマッチしているのかを検討し、時にはルールを見直しバージョンアップすることも大切にしています。

現在、私は保線業務の改革に取り組んでいます。保線の重要な業務のひとつに線路巡視というものがあり、実際に線路上を歩いて点検や検査を行っています。多い時には1日に約10km程度歩き、時には悪天候の中でも異常を見落とすことがないよう行わなければならず、とても労力がかかっています。このメンテナンス方法を効率化するため、JR九州では新しい検測車「ビッグアイ」を開発しました。車両床下に取り付けたセンサーやレーザから取得する各種データをもとに、線路の状態をチェックすることができます。今後はこれらのデータを「人の目」の代わりとして活用したり、異常を自動で判別するAIを導入することで徒歩巡視業務の置き換えを検討したいと考えています。将来、生産年齢人口が減少しても安全レベル、点検の質は維持し続けなければなりません。担い手が少人数となっても、保線の仕事が成り立つ仕組みづくりを今のうちからしていくことも、私の重要なミッションとなっています。

私のみらい

新検測車「ビッグアイ」によって得られたデータをどう分析し保線業務に活かすことができるのか、AIを用いた点検をすることがゴールではないという意味で、私たちはまだスタート地点に立ったばかりといえます。私が先輩たちから学んできた保線技術は経験則に頼っている部分も多く、一部マニュアル化されていないものもありました。個々に頼ってきた部分を誰でも、いつでも習得や見直しができるよう形式化し、さらにはVRをはじめとするデジタル技術や動画を使ったリアルな体験ができる研修方式なども検討していく必要があると思っています。

新型コロナウィルスの流行を契機に、社会全体の働き方や生活スタイルが大きく変わりました。それに合わせて私たちも変わっていく必要があり、JR九州は今まさに変革期です。社会情勢やお客さまのニーズに柔軟に対応していくための施策の一つに「未来鉄道プロジェクト」があります。私はこのプロジェクトを、ど真ん中で遂行していくことが現時点での目標です。現状維持よりも、未来に向かって仕事をする方が楽しくてワクワクします。将来にわたって個人としても会社としても成長できるように、前向きに挑戦を続けていきたいと思っています。

  • 保線・土木

    三宅 碧音依AOI MIYAKE

    2021年入社

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  • 建築(鉄道)

    酒見 浩平KOHEI SAKEMI

    2012年入社