
れすとらん門
創業1955年、レトロモダンな雰囲気の老舗洋食レストラン(本店は『博多和田門』)。佐世保名物「レモンステーキ」の元祖と言われる名店。一歩足を踏み入れると、肉汁とレモン汁が弾ける音と香りが店中に広がる。
「かつて銀座にあったステーキハウスには、『レモンステーキ』というメニューがありました。薄切りの牛肉をさっと炙り、特製のソースとたっぷりのレモン果汁で食すこの料理が私は大好きだったのですが、いつしかお店が、なくなってしまったのです。しかしそのステーキハウスの創業店『れすとらん門』があるのは、佐世保。『久しぶりにあの味を』と、勇躍やってきたのです。」
酒井順子『長崎へ、『光』を観に行く』(2019)