ありがとう!SL人吉
THANKSL 2023.4.8 START!

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SL人吉が ラストイヤーを
迎えます。

SL人吉は
運行開始から100年以上の年月を経て、

2024年3月に引退します。

たくさんのお客さまを乗せて
力強く走り続けたSL人吉は、

いつの時代も、地域を元気にしてきました。

SL人吉が最後の最後まで
九州を走りぬく姿に、

「ありがとう」をたくさん伝えましょう。

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みんなの
#ありがとうSL人吉

SL人吉 
乗務員インタビュー

熊本乗務センター機関士 市原 昌之

 私が機関士の免許を取得したのは2005年7月。僅か2ヵ月も経たずに引退が決まっていた「SLあそBOY」。先輩機関士のお気遣いで任されたラストランの乗務は、その勇姿を一目見ようと手を振って頂いた沿線の方々や、熊本駅にお別れにきてくださった沢山のファンの方々、今でも目に焼き付いています。「SL人吉」になっても、沿線や駅で手を振ってくださる地域の皆さまやご乗車のお客さまの笑顔を見るのが一番の楽しみです。
 鉄道の原点であるSLが九州から姿を消すことは寂しくてなりませんが、最後の一年も日々の機関車の調子を把握し、機関助士と息を合わせて乗務します。
 「SLあそBOY」時代からの思い出を振り返り、最後の勇姿を応援してくださる地域の方、ファンの方の思いを乗せて走ります。

博多車掌区車掌 田中 博己

 SLに乗務する中での思い出は、桜満開の西人吉付近を通過する際に車内のお客さまと沿線の皆さまと笑顔で手を振り合う瞬間です。
 また、世代を超えた多くのお客さまの会話や地域の皆さまのおもてなしなども含め、そこにいる全員の一体感を間近で感じることができました。
 SL人吉に携わるメンバーは心の中に皆熱い想いを持っています。最後の一年も継続して乗務員間でしっかり連携をとり、お客さまに楽しんでいただけるよう、安全に目を光らせて参ります。そして、主役である「SL人吉」の勇姿をお届けするためにも、私たちに与えられた業務に誇りを持って取り組んで参ります。

サービス部サービス課客室乗務員 畦地 綾香

 運行開始以降、お客さまをはじめ地域の皆さま、そしてSL人吉に携わってくださる全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。「SL人吉」の運行開始が決まり、どうしたらお客さまに喜んでいただけるか、記憶に残せるかを日々考えました。沿線には、いつも決まった時間・場所で待っていてくださるお客さまがいらっしゃり、車内では「手をフレール」という運動を設け、手を振り合っていました。
 また、走行中はこだわりの車内販売商品はもちろん、幅広い世代のお客さまに楽しんでいただけるよう心がけて参りました。今でも、乗務する度に蒸気の香りと鳴り響く汽笛の音、五感で楽しめる列車だと感じています。
 何度乗っても楽しめるSL人吉。最後の一年は、一人でも多くのお客さまにSL人吉の魅力を体感していただきたいと思っています。みなさまのご乗車を乗務員一同心よりお待ちしています。

SL人吉の歴史

昭和天皇のお召列車を牽引唐津駅進入のシーン 写真提供:宇都宮 照信
阿蘇路で活躍
SL人吉として活躍
大正〜昭和鉄道院・国鉄での活躍1922
  • ・1922年11月18日に誕生
  • 浦上機関区(長崎)に新造配置
    以降、若松(福岡)→ 吉松(鹿児島)→
    鹿児島→ 豊後森(大分)→
    鳥栖(佐賀)→ 吉塚(福岡)→
    西唐津(佐賀)→ 若松(福岡)→
    人吉(熊本)と九州各地で活躍
1975
  • ・1975年3月人吉機関区で役割を終え、矢岳駅にて保存
SLあそBOYとして復活1988
  • 1988年8月28日「SLあそBOY」として豊肥本線熊本~宮地間で運行開始
  • ・1989年10月21日「SLあそBOY」と
    アメリカのデュランゴ・シルヴァートン鉄道とSL姉妹提携
  • ・1991年3月欧州風車体色として
    ダークグリーンに塗装(のちに現在の黒色に復元)
2005
  • ・2005年8月28日「SLあそBOY」運行終了
SL人吉として再復活2009
  • ・2009年4月25日「SL人吉」として肥薩線 熊本~人吉間で運行開始
  • ・2020年11月1日~12月27日映画「鬼滅の刃 無限列車編」とタイアップし「SL鬼滅の刃号」として運行
  • ・2021年5月1日~令和2年7月豪雨の影響により鹿児島本線鳥栖~熊本間で運行開始
  • ・2022年11月18日「SL人吉」をけん引する蒸気機関車「58654号機」誕生100歳の
    記念イベントを八代駅にて開催
2024.3
  • ・「SL人吉」運行終了予定

「ありがとう!SL人吉」
みんなでお絵かきコンテスト

SL人吉の絵を描いて、「ありがとう」を伝えよう!

募集期間
2023年4月8日(土)2023年8月31日(木)

運行区間

熊本-鳥栖

車内の紹介

1号車座席(黒色の革シート)

木のぬくもりが薫るクラシカルな車内にボックスシートが配置され、号車により色彩やデザインなどが異なる。

1号車座席(茶色の布シート)

木のぬくもりが薫るクラシカルな車内にボックスシートが配置され、号車により色彩やデザインなどが異なる。

1号車展望ラウンジ(フリースペース)

上品な白木、メーブルウッドをふんだんに使った展望室です。ベンチに腰掛けて、景色を観ながら語らいのひとときをお楽しみください。

1号車ミニSLミュージアム(フリースペース)

お子さまから大人まで楽しめる、ミニチュアSLの展示ライブラリー。

2号車座席(緑色の布シート)

木のぬくもりが薫るクラシカルな車内にボックスシートが配置され、号車により色彩やデザインなどが異なる。2号車は2種類。

2号車座席(ワインレッド色の革シート)

木のぬくもりが薫るクラシカルな車内にボックスシートが配置され、号車により色彩やデザインなどが異なる。2号車は2種類。

2号車ビュッフェ

車内販売はこちらで。お弁当やお飲み物、デザート、お土産など、旅のお供をゲットしよう。

3号車座席(茶色の布シート)

木のぬくもりが薫るクラシカルな車内にボックスシートが配置され、号車により色彩やデザインなどが異なる。

3号車ベンチシート(フリースペース)

フリースペースのベンチシートで車内散策の途中に座って気分転換もできる。

3号車展望ラウンジ(フリースペース)

高級感あふれるローズウッドに包まれたサロン展望室で贅沢なひとときを。

1号車

座席(黒色の革シート)

1号車

座席(茶色の布シート)

1号車

展望ラウンジ(フリースペース)

1号車

ミニSLミュージアム(フリースペース)

2号車

座席(緑色の布シート)

2号車

座席(ワインレッド色の革シート)

2号車

ビュッフェ

3号車

座席(茶色の布シート)

3号車

ベンチシート(フリースペース)

3号車

展望ラウンジ(フリースペース)

列車の楽しみ方

個性豊かな車内と大パノラマの車窓で
大興奮の汽車旅を

JR九州