PROFILE

九州旅客鉄道株式会社 人事部長 三浦 基路

三浦 基路(みうら もとみち)

1993年 九州旅客鉄道株式会社入社。駅・車掌を経て旅行事業本部に配属。その後、JR九州高速船(株)への出向等も経験し、直近では旅行事業本部企画課長、大分駅長、鉄道事業本部営業部担当部長を務め、2017年より現職。

【人事部長インタビュー】

~入社から現在までを振り返って~

「もがき苦しみながらも出した成果が期待とやりがいに変わっていく。」

「もがき苦しみながらも出した成果が期待とやりがいに変わっていく。」

私は現在入社29年目になりますが、正直これまで「辞めたい」と思った時期はたくさんありました。勇気ある撤退はもちろん必要だと思いますが、私は、「一度始めた事はやめたくない、最後までやり続けたい。」「挫折はしてもいいけど、自ら白旗を絶対に上げたくない。」「自分で選んだ以上、自分で選んだ道は間違っていないと思いたい。」「自分で出した答えを正解にしたい。」そんな自分でいたかったのだと思います。結局、負けず嫌いということですね(笑)。
辞めたいと思った原因は様々で、仕事に取り組むことがつらかった場合もあれば、なぜ自分はこんなに会社から評価されないんだろうと勝手に卑屈になっていた場合もありました。そのように心の中の思いは色々ありましたが、仕事には一生懸命に取り組みましたし、少しずつ成果を出していくこともできたんだと思います。徐々に周囲も期待をかけてくれるようになり、しだいにやりがいを感じることも多くなっていきました。

~どんな会社なのか~

「できない理由ではなく、どうしたらできるかを考える。」

「できない理由ではなく、どうしたらできるかを考える。」

JR九州は「常に新しいものを創ろうとしている会社」です。若い皆さんにとってみれば「なんでもやれる会社」だと思います。その根っこには実は二つの理由があって、一つは「九州を元気にするため」を第一に考え、様々な事業領域や地域に出て行って九州の良さを伝えたいという思いがあるため、もう一つは国鉄から分割民営化された会社発足時に厳しい事業環境からスタートしたため挑戦しないといけない環境があったためです。もちろんなんでもやれるということで大変なこともありますが、前進する事にブレーキをかける文化はうちの会社には本当になく、むしろ「なぜやらないんだ。面白いことならやってみろ」と背中を押してくれる空気が会社中にあふれています。できない理由ではなく、どうしたらできるかを考えて、100点主義ではなく60点でもスピード感を持って前に進めることを考える、本当にそんな会社だと思います。

~社員の雰囲気~

「誠実さこそJR九州の風土」

「誠実さこそJR九州の風土」

社員は本当に明るいですね。物事を前向きに捉える人が多いです。とにかく「誠実」といいますか、「いい人」が多いと思います。知識や技能ももちろん必要ですが、「人間力」とも言える「人としての魅力」をとても大切にする会社だと思います。そのような会社の風土は、各種発表会や社内行事に参加している社員の様子を見るとよくわかりますね。元々は会社が仕掛けた場ではあるけれども、積極的に参加して、楽しんで、盛り上がって、そして笑顔で家路につく。こんな事が出来る会社なんです。これはJR九州グループの「DNA」そのものだと思います。

~新型コロナによる変化~

「仕事そのものの意味を問い、改めて自らの働く意味に気づく」

「仕事そのものの意味を問い、改めて自らの働く意味に気づく」

まだまだ先を見通せない状況が続いていますが、既に新型コロナは私たちの仕事に大きな変化を与えています。元々仕事というのは継続性を重んじるが故に、気づくと保守的になるものです。そのような中、ちょっとした出来事などをきっかけに、改めて思い返してみると「あれっ?何で今までこうしていたんだろう・・・」とその仕事の意味すら理解していないことに気づかされることもあります。
新型コロナはちょっとした出来事ではありませんが、まさしくこのきっかけとなりました。「今、しないといけないのか?」「もっと効率よくできないのか?」「そもそもしないといけないのか?」等々、仕事そのものの意味を問う機会となったのです。
ちなみにJR九州の属する運輸業は「行かないといけないのか?」「直接会う必要があるのか?」等という変化の荒波に直面しているところです。そのような変化の中、思い出したことがあります。それは私自身がなぜJR九州を選んだかということです。

~なぜJR九州を選んだか~

「成長する会社か。自分が会社を成長させられるか。」

「成長する会社か。自分が会社を成長させられるか。」

私の就職活動のポイントは、「将来成長する可能性がある会社か」ということでした。東京で就職活動をしていましたが、やはり九州出身なので、九州内でも成長性を感じる会社を一つぐらい受けてみようと思って、JR九州は受けました。JRは鉄道というインフラを持っていますし、将来的に駅ビルとか都市開発とかに積極的に取り組めば大化けしそうな気がしましたし、自分が入社したら会社のおかげで自分が成長するというよりも、自分の力で会社を成長させられるような気もしたからです。もしJR九州が当時上場会社で、今のように積極的な投資により事業拡大を継続している会社であれば私は入社していなかったと思います。経営の見通しが不透明であったからこそ、「変革」「挑戦」というやりがいが見出せる。そのような思いでした。もちろん最終的には「生まれ育った九州に貢献したい」という地元愛のようなところが決め手にはなりましたが。

~期待する社員像~

「生意気でいい。はっきりと自己主張をして欲しい。」

「生意気でいい。はっきりと自己主張をして欲しい。」

JR九州への入社を希望される方はやはり明るくて元気な人がいいですね。それと会社の考えに本人が寄り添っていくのではなくて、まずは自分の考えをしっかりと持っている人がいいですね。多少「生意気」ぐらいでいいと思います。単に周囲に合わせるのではなくて、「いや、私はこういう考え方ですから」とはっきりと自己主張できる人に魅力を感じます。

~メッセージ~

「夢の源流を踏まえることで確実な一歩が踏み出せる。」

「夢の源流を踏まえることで確実な一歩が踏み出せる。」

働くということはあなたを夢の実現に導く手段のひとつに過ぎません。一番大切なことは就職という人生の大きな節目において、あなたがなぜその夢を抱いたのかを自覚し、そして自分が大切にしていた「価値観」に改めて気づくことです。『夢の源流』をしっかりと踏まえることで社会人として確実な一歩が踏み出せると思います。
安易に「入れる会社」や「伸びている会社」を選ぶのではなく、この機会にまずは自分自身をしっかりと見つめ直してください。変化が激しく、混沌とした世の中だからこそ自分という軸が大切です。

人事部長 三浦 基路